
陳橋兵変(ちんきょうへん)は、中国の歴史でとても大きな出来事でした。960年に後周の武将だった趙匡胤が、部下たちに「黄袍を着せられて」皇帝になったこの事件によって、長く続いた五代十国時代が終わり、北宋(ほくそう)という新しい王朝が始まりました。
陳橋兵変って何?もう一度簡単に説明します
この事件は960年2月3日(旧暦では建隆元年正月初四)に起きました。場所は当時の官道沿いにある陳橋駅、つまり今の河南省新郷市封丘県陳橋鎮です。もともと契丹と北漢が南へ攻めてくるというウソの情報が流れ、趙匡胤は開封から軍を率いて北上しました。ところが、陳橋駅で夜を過ごしている間に部下たちが「これは天の意志だ」と言って彼に黄色い衣装(黄袍)を着せ、皇帝として担ぎ上げたのです。こうして血を流すことなく政権が交代し、後に北宋と呼ばれる王朝が誕生しました。
発生地は今でもちゃんと行けます!
はい、陳橋兵変が実際に起きた場所は今でもはっきり分かっていて、観光地として整備されています。
今の場所
ここは河南省新郷市封丘県陳橋鎮の陳橋村にあります。開封市の向かい側、黄河の北岸に位置していて、大広高速道路の「陳橋IC」を降りてすぐのところです。
見ておきたいポイント
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顕烈殿(けんれつでん)
趙匡胤をまつっている本殿で、清代に建て直されたものです。中に北宋の9人の皇帝の像や、「黄袍を着せられた瞬間」を描いた絵が飾られています。 -
系馬槐(けいばかい)
趙匡胤が自分の馬をつないだと伝えられている古いエニシダの木で、樹齢は1000年以上ですが、今は枯れています。防腐処理されて記念として大切に保存されています。 -
石碑と入り口の門
「陳橋兵変奠宋代基業;黄袍加身定趙氏乾坤」と書かれた柱があり、これは「陳橋での出来事が宋王朝の土台となり、黄袍を着せられたことで趙の一族が天下を取った」という意味です。 -
陳橋湿原風景区(国家AAA級観光地)
遺跡の周りは「豫北の白洋淀」と呼ばれる湿地になっていて、野鳥を見るのにもぴったりの場所です。青頭潜鴨など珍しい鳥もここで暮らしています。
日本から行くには?役立つ情報
一番近い空港は鄭州新鄭国際空港で、そこから電車かバスを使って封丘県まで行くことになります。入場料はおよそ10元(日本円で200円前後)、開いている時間は午前8時から午後5時までですが、季節によって少し変わることもあります。訪れるなら春(4~5月)か秋(9~10月)がおすすめで、夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しいので注意が必要です。








